2021.11.22
皆さん、こんにちは。永末です。
今日は「考える事」について書きます。
最近、取材を受けました。
・バンテージ職人になったきっかけは?
必ず聞かれる質問です。
・参考にした人は?
これも良く聞かれます。
最初に参考にしたのは、きっかけになったジェイコブ“スティッチ”デュランさんです。
スティッチに巻いてもらった時に、包帯はどこで手に入るのか聞いたら「なんで20年かけて探した物を、たった5分で君に教えなければいけないんだ。」と言ってくれました。
これは、包帯だけではなくバンテージの技術もです。
そう言ってくれなければ今の自分はいないですね。
昔、母親に「わからない事あれば、人に聞く前に自分で辞書をひきなさい。」と言われてたのとスティッチに言われた事が被りました。
小学生の頃は、辞書でウ◯コと調べたついでにチ◯コって興味のあるのを、そのついでにたくさん調べるんですよね。(汚くてすみません。)それでたくさんの言葉を覚えます。
一つの答えを聞いてしまうと、他を調べる事はしなくなります。
包帯も一緒で、海外から包帯を一個買うついでにいろんな国の包帯を調べて集めればいいだけなんです。
自分の中では、スティッチと母親の言う事が一致したんです。
そして、昔の日本の武道を外国人が真似してたんですが、最近の格闘技は日本人が外国人を真似してるように感じてます。
だから、なかなか外国人に勝てない。
という事は、バンテージも人の真似してたら人より上手く巻けないと思って誰にも教わる事なく独学にしました。
「モノマネはおままごと」
前にも書きましたが、これは自分に言い聞かせています。
おままごとでは本物に勝てない。
今現在、バンテージセミナーをやらない理由の一つはコレです。
自分が巻き方を教えるとほとんどの人はそれで満足する。
多くの技術が入ってるので、先入観が邪魔をして他の技術を考えるのが難しくなります。
デザイナーの人が言ってました。目で見た物は記憶してしまうので、他人のデザインに似てしまう事がある。
自分より技術のある人が増えない。
結局似ちゃうんですよね。
答えを教えてくれなかったスティッチに感謝しています。
とにかく調べて、たくさん考えてオリジナルで良い物を作る事。