

2026.06.04
皆さん、こんばんは!
台風が来ましたが、皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか?
今日は【緊張すると「視野が狭くなる」のは本当か】というテーマにて書きたいと思います。
試合前。
大事な場面。
絶対に失敗したくない瞬間。
そんなとき、
▼周りが見えなくなった
▼頭が真っ白になった
▼目の前のことしか考えられなかった
という経験はないでしょうか?
これは気のせいではありません。
実際に人は緊張すると、見えている世界そのものが変わります。
緊張すると、自律神経の中でも交感神経が優位になります。
すると体は、
▼心拍数が上がる
▼呼吸が速くなる
▼筋肉が緊張する
といった反応を起こします。
これは本来、人間が危険から身を守るための仕組みです。
つまり体は、
「今から重要な場面が来る」と判断している状態です。
ここで面白いことが起きます。
緊張状態では、脳は「重要な情報だけ」に集中しようとします。
心理学やスポーツ科学の分野では、
強いストレス下では「注意の範囲が狭くなる」ことが知られています。
これを「注意の狭窄」と呼ぶことがあります。
簡単に言うと、
▼一点には集中できる
▼でも周囲が見えなくなる
という状態です。
視野が狭くなると、何が起きるでしょうか?
本来見えていたはずの情報を見落とします。
▼相手の動き
▼周囲の状況
▼自分の状態
こうした情報が入りにくくなります。
その結果、
▼判断が遅れる
▼選択肢が減る
▼同じ考えに固執する
ということが起きやすくなります。
実力がなくなったわけではないです。
脳の情報処理の仕方が変わっているのです。
ここで勘違いしやすいことがあります。
本番で強い人は、緊張しない人ではありません。
むしろ、多くのトップ選手も緊張しています。
違うのは、
▼緊張した状態を理解していること。
▼視野が狭くなることを知っている。
▼呼吸が浅くなることを知っている。
▼判断が偏りやすいことを知っている。
だから慌てないということです。
以前の記事でも触れましたが、
① 焦ったら呼吸を整える
② 力んだら体の力を抜く
③ 思考が静かになる
という順番があります。
実は呼吸には、
視野を広げる効果もあります。
呼吸が深くなると心拍数が落ち着き、
過剰な交感神経の働きが少し抑えられます。
すると脳は、
▼危険だ
▼戦わなきゃ
という状態から、
「周りを見よう」という状態へ戻りやすくなります。
緊張すると視野が狭くなります。
これは気のせいではなく、「脳」と「自律神経」の自然な反応です。
だから本番で大切なのは、緊張しないことではないのです。
「緊張したときに何が起きるか」を知っておくこと。
▼視野が狭くなる。
▼呼吸が浅くなる。
▼判断が偏る。
それを理解しているだけで、
本番での余裕は大きく変わります。
強い人は、緊張しない人ではありません。
緊張した自分の扱い方を知っている人です。