2025.06.13
みなさん、おはようございます。
今日は「腸」とパフォーマンスの関係についてお話しします。
腸と聞くと、「便通のこと?」「体調の話?」と思われがちですが、実は神経系・ホルモン・免疫・吸収力・メンタルなど、あらゆるパフォーマンスの土台を担っているのがこの腸です。
腸内環境が悪化すると、以下のようなことが起きやすくなります。
▼炎症によって栄養の吸収効率が低下する
▼脳と腸をつなぐ「腸脳相関」が乱れ、気分が落ち込む・不安定になる
▼免疫が低下して風邪や疲れに弱くなる
▼ホルモンバランスが崩れ、睡眠・筋肉修復・脂肪燃焼の効率も落ちる
腸はただの消化器官ではありません。
神経系の60〜70%が腸に集中しているとも言われるほど、全身とつながる「第二の脳」です。
①「プレバイオティクス」と「プロバイオティクス」をセットで摂る
腸内環境を整えるには、善玉菌(プロバイオティクス)だけでなく、そのエサになる食物繊維(プレバイオティクス)も同時に必要です。
▼プロバイオティクス(腸に直接働く菌)
→ 納豆・キムチ・ヨーグルト・味噌・ぬか漬けなどの発酵食品
▼プレバイオティクス(菌のエサ)
→ ごぼう・玉ねぎ・海藻類・バナナ・大麦・もち麦・玄米など
この“セット摂取”を毎日1回でも続けると、腸内の善玉菌が増えやすくなります。
②「水の飲み方」で腸の動きが変わる
水分摂取が少ないと、腸の動き=蠕動(ぜんどう)運動が弱くなります。
これが原因で便秘やガスのたまり、腸内の悪玉菌の繁殖につながります。
▼起床後すぐ、コップ1杯の常温水
▼ 食事中は少なめ、食間にしっかり飲む
▼ 運動後は吸収の良いミネラルウォーター(ナトリウム入り)を選ぶ
「ちゃんと飲んでるつもり」ではなく、「腸が動けるように飲む」がポイントです。
③「週1のプチファスティング」で腸を休ませる
腸は毎日働き続けているため、たまに「作業を止める日」をつくると、炎症が収まり、腸内細菌のバランスが整いやすくなります。
方法(例)
▼朝を抜いて14〜16時間だけのプチ断食(例:20時に食事を終え→翌日12時に再開)
▼その間は水・白湯・ノンカフェインのお茶だけOK
※減量中やトレーニングの強度が高い日を避けること。
あくまで「腸を整える」目的で行うことが大切です。
▼トレーニング中の集中力が増す
▼筋肉痛や炎症が早く引く
▼緊張に強くなる(セロトニンの生成が腸で活発化)
▼試合後の回復が早くなる
▼肌がきれいになる、睡眠の質が改善する
これらは「体感レベルの変化」として実感する人が非常に多いです。
「どんなに頑張っても、なんか調子が悪い」
それは、栄養やトレーニングの問題ではなく、「吸収できていない」状態かもしれません。
腸は、自分を整える「内側の環境」。
強さも、美しさも、集中力も、まずはそこから。
今日の食事に、ひとつだけ「腸が喜ぶもの」を入れてみてください。
その一口が、見えないところからあなたを支えてくれます。
是非皆さんも取り入れてみてくださいね。