2024.09.26
皆さんこんばんは!
今日は先週の「志朗VS田丸 2 戦術」の後編です。
4R以降から続きをお伝えします。
4R ここからポイントを取りに行くように指示。志朗がプレスを強めるようにしました。
左ストレートが増えてくるよ。と伝えます。
田丸選手は左ストレート以外でKOがほとんど無いので、それに頼ってくると予想。
だいたいの選手が倒しに行く時は得意の攻撃が増えてきます。
インターバル中の貧乏ゆすりが激しくなってたので冷静さが欠けて、絶対にストレートが増えると予想。
志朗に右手を顔の前に置く事を徹底しようと伝えます。
インファイトは後手を取るように心がける。
RISEのジャッジは印象で付ける事が多いので、最後に攻めてる事をアピールする為。
予想通りの展開になりました。
若干ポイント取ったかな?と思いましたが、こういう時は取れて無いと思うようにしてます。
5Rは、余計な指示を言う事によって志朗の判断が遅れると怖いので、ほとんど志朗の判断に任せました。彼の経験値を信じる。
4Rの動きと反応をみて、攻撃をもらう事は無いと思ったからです。
志朗の天心戦以降の被弾率は全試合10%をきっています。
ちなみにボクシングの世界戦の平均被弾率は30%前後です。そのうちビックヒットが10%です。
自分のボクシング指導は、こういうデータを基に練習メニューを作っています。
どこを重点において練習しなければいけないのかをデータ参考にすれば、無駄な練習をしなくて良いのです。
ちなみに、最初から教えてる山下奈々も被弾率10%きってます。
話がそれましたが、5Rはポイントを取って50-49判定勝利です。
ここ数年、志朗は右拳を握る事が出来ない状態で戦っていました。
田丸選手の左ストレートに右カウンターを合わせる事も作戦にありましたが、身長差がある為、しっかり顎がひけてる田丸選手のテンプル(こめかみ)付近に当たる可能性が高く、拳を悪化させる可能性が高いので、作戦から外しました。
前回の試合で拳が悪化して、スパーリングは1ヵ月前から始めて、右は寸止めだったので、距離感がブレてしまい良くないスパーが続きました。
足底筋膜炎があり、ステップが出来なかったのも原因の1つです。
1ヵ月のスケジュールは週2-3回のスパーリングの日にしっかり練習して、それ以外の日は1時間半以内に練習を終わらせて回復に努める。
2部練習は禁止。
過去1番練習量を少なくしました。
運動量が少なくなるので、食事は早めに調整していつもより脂肪を削るようにしました。スピード勝負する為でもあります。
1週間前の最後のスパーで最低ラインをクリアしたかな。って感じでした。
こんな感じで志朗VS田丸2の戦術解説でした。
志朗の応援宜しくお願い致します。
田丸選手も強かったです。
若くて今後伸びますね。