2025.07.03
皆さん、こんばんは!
今回はあまり聞き慣れないテーマ、「内臓の位置」と「メンタル・コンディション」の関係についてお話しします。
普段の姿勢や生活習慣、ストレス、筋肉の緊張によって、内臓の位置はけっこう簡単にずれます。
そしてその“位置のズレ”は、単なる胃もたれや便秘だけでなく、自律神経の乱れ、気分の不安定、疲れやすさにまで影響を及ぼします。
心臓・肺・胃・腸・肝臓・腎臓
すべての臓器は、実は絶えず動いています。これを「内臓運動」と言います。
▼呼吸による上下運動(1日2〜3万回)
▼消化活動による周期的な収縮
▼姿勢や重力による微細な押し上げ・沈み込み
つまり、内臓は「位置」「柔軟性」「リズム」の3つが揃ってはじめて正常に機能します。
よく見られるパターンには以下のようなものがあります
▼胃が下がる → 呼吸が浅くなり、胸が詰まる感覚
▼腸が硬くなる → 腰のハリ、ぽっこりお腹、便秘、集中力低下
▼肝臓が緊張 → 右肩の違和感、寝起きの重だるさ、メンタルの低空飛行
特に、病院では原因が見つからないけれど「なんとなく体調が悪い」「理由はないけど焦る・疲れる」といった人には、内臓のポジションと緊張のアンバランスが関係しているケースが少なくありません。
▼呼吸が深まり、自律神経が安定する
▼脳への酸素供給が増え、思考がクリアになる
▼体の中心が安定し、運動効率や姿勢もよくなる
▼「焦り」「落ち着かなさ」が減り、気分が安定する
つまり、内臓の位置は単なる“体調”ではなく、“心の安定性”そのものに影響しています。
やり方を説明します💡
1. 仰向けに寝て、膝を立てる(腰の反りをなくす)
2. 両手をおへその横、肋骨の下あたりにそっと置く
3. 鼻から4秒吸って、腹部全体がふくらむのを感じる
4. 口から6秒かけて吐きながら、お腹の奥が沈み込むイメージ
5. これを10回繰り返す(目を閉じて行うとより効果的)
この呼吸だけで横隔膜、腸、肝臓のリズムが整い始め、腹圧と副交感神経のスイッチが回復していきます。
▼腸はセロトニン(幸せホルモン)の9割以上を生成
▼横隔膜が正しく動くと、副交感神経が優位に
▼腹部の緊張が取れると、脳は「安全」と認識しやすくなる
つまり、安心できる心をつくるには「考え方を変える」より先に、「内臓が落ち着いていること」が最も重要な条件なのです。
「なんとなく落ち着かない」「最近イライラしやすい」「疲れているのに眠れない」
そんなときは、心や頭だけに目を向けるのではなく、
自分の「お腹の中」がどうなっているかに注目してみてください。
身体の中心を整えることは、心の土台を整えること。
まずは一日1回、深く息を吐いて、お腹の声を聞いてみましょう。
実際にやるだけでなく、人に語ってみるのも良いかもしれませんね。
体は何か一つが整えば良いわけではなく、何でもバランスですね。
暑い日が続き、体調を崩しやすい時期だからこそ、内面からもケアをしましょう!