2024.08.29
皆さん、こんばんは!
今日はバンテージについて少しお話しします。
サロンメンバーさんには、カットマンの方もいらっしゃるので、今日はその方々のヒントになればと思ってます。
現在、永末式と呼ばれているバンテージの巻き方は、巻き方を公表していないため、どんな巻き方なのだろう?というご質問をいただきます。
巻き方を公表していない理由は、バンテージには多くの可能性があり、永末式が正解である訳ではないためです。
海外のプロのカットマンを見れば分かるかと思いますが、自分の巻き方にプライドを持っているのはもちろんのこと、皆さん試行錯誤された上で巻き方を創り出しています。
今日はこのお話をすることで、カットマンの方々がアイデアを出しやすくるようにできればと思っています。
まず、バンテージとは拳を保護するものであり、攻撃力を上げるものでも、拳を固くするものでもありません。
「拳の保護」を目的としていることを絶対に忘れてはいけません。
「保護」という観点で生活の中に目を向けると、意外にヒントが転がっています。
永末式のバンテージは「ミルフィーユ」からアイデアを得ています。
アイデアは何から得てもいいと思います。
実際に生活の中で「保護」を目的として作られた商品やサービスからアイデアを得るのも1つですし、食べ物、乗り物など
何でも良いと思います。
バンテージと向き合う上で、生活の中にある事柄とバンテージを掛け合わせて考えてみてください。
例えば洋服を買った時、あと1センチ丈が長かったら、あと少しだけ大きかったら・・というシチュエーションはありませんか?
バンテージも同じです。
巻かれた選手が「あと少しこうだったらいいのに・・」と思う痒いところに手の届くバンテージに需要がありますよね。
1人として同じ拳を持った人は存在しないので、バンテージの材料の使用量、重さ、素材、巻き方。
全て選手の拳に応じてカスタマイズする必要があります。
「バンテージを極めるぞ=永末の弟子になってみよう」という方がたまにいらっしゃり、ご連絡をいただきますが、バンテージを極めるからこそ、バンテージ以外のことに目を向けることが大切かもしれませんね。
永末式では「固定概念」は持たないようにしています。
バンテージはこうあるべきだ!と思った瞬間に、今世の中に存在するバンテージ以上のものは生まれません。
選手の声に耳を傾ける。試合を見てみる。
他の競技を見てみる。
色んなことがアイデアを得る上で大切です!
是非試してみてくださいね。