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【本番に強い人の共通点】メンタルは鍛えるものではなく、仕組みで守る

2025.06.05

皆さん、こんばんは!

今回は「本番で自分の力を発揮するには、どう心を整えればいいか?」というテーマです。

本番(=試合、プレゼン、舞台、受験、商談、面接など)でうまくいかない原因の多くは、「実力がない」ことではありません。
実力を「発揮できる状態」にないだけのことが多いのです。

「本番に弱い」は才能じゃなく「準備の構造」の問題

練習でできていたのに、試合で手が出ない。
言いたいことはまとまっていたのに、人前で言葉が飛ぶ。
呼吸が浅くなって、普段通りの動きができない。

これらに共通するのが、「交感神経の暴走(過覚醒状態)」です。
つまり、緊張・不安・警戒が強すぎて、体と脳が“戦う前に戦ってしまっている状態。

これを防ぐには「メンタルを鍛える」よりも、メンタルが乱れにくい仕組みを先に整える方が圧倒的に効果的です。

本番で力を出す人がやっている「仕組み的習慣」3選

① 「ルーティン=脳の自動スイッチ」をつくっておく
五輪選手や世界王者の多くが、本番前に「同じ動作・言葉・呼吸」を繰り返します。
これは「迷い」を消し、「自分にとって安全な空間」を再現しているからです。

例:
・構えに入るときの手順を毎回統一
・試合前に耳にする曲を固定
・出陣前に「やることはやった」と心の中で言う
・試合3日前から同じものを食べる・同じ服で会場入り

このように、本番中に“考えること”を減らす工夫が、心の余裕を生みます。

② 「プレッシャー耐性」は「自分に目を向ける量」で決まる
本番前になると、「相手が強そう」「周りが見てる」「失敗できない」といった「外の情報」に意識が向きがちです。

でも、本番で強い人は「意識の矢印が内側にある」ことが共通しています。

対策:
・試合直前のSNSは見ない(外の世界と一旦切る)
・「相手の情報」より「自分の感覚・呼吸」に集中する
・「どう思われるか」ではなく「自分がやるべきこと」に意識を戻す

これは格闘家だけでなく、発表前の学生、面接を控えた社会人にも有効です。
“自分の内側に戻る技術”こそ、緊張に打ち勝つカギ。

③ 「緊張=パフォーマンスを上げるサイン」と知る
本番で緊張すること自体は、悪いことではありません。
むしろ、「適度な緊張」は集中力・反応速度・記憶力を引き上げてくれるという研究もあります。

重要なのは、それを「敵」と思うか「味方」と思えるかです。

セルフトーク例:
「この緊張が、自分のスイッチだ」
「今、体が動けるモードに入ってる」
「この鼓動が、自分を最高の状態にしてくれる」

つまり、緊張に名前をつけて「飼いならす」感覚。

本番での「ゾーン」は偶然ではない

いわゆる「ゾーン(無我の集中状態)」は、感情を抑え込んで到達するものではなく、感情との向き合い方の上手さで引き出されるものです。

・緊張を否定せず、上手に利用する
・ルーティンで迷いを消す
・意識の矢印を「自分」に戻す

この3つを習慣化すると、
「うまくやろう」ではなく「ただやる」状態に入れます。

最後に

「本番で力が出せない」
それは、努力不足でも、性格のせいでもありません。

「心が揺れにくい土台」ができていないだけです。

強さとは、感情をなくすことではなく、感情をうまく使える構造を持つこと。
ぜひ、明日の自分のために「仕組みから整える」メンタル設計を始めてみてください。

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