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自分を管理しすぎる人が、壊れていく

2025.11.06

皆さん、こんばんは!
11月に入り、イルミネーションがちらほら始まってきましたね。
冬に向けて、体調管理をしっかしとしましょう!

さて、トレーニングをしていると、「自己管理」という言葉をよく聞きます。
体調、食事、睡眠、記録、ルーティン。

努力の証のようにも見えるこの言葉は、同時にとても危ういものでもあると知ってしましたか?

◆ 管理は「守ること」から始まるが、「縛ること」に変わっていく

最初は、自分を守るために始めた管理。
体を壊さないように、成果を出せるように、バランスを崩さないように。

けれど、気づかないうちに管理は「目的」ではなく「基準」になっていく。
体が少しでも思うように動かないと、焦りや罪悪感が出てくる。
食事を崩した日、寝不足の日、予定どおりに動けなかった日など・・
そんな些細な揺らぎを、自分への「失敗」として処理してしまうことがあるのです。

本来、整えるための管理が、自分を追い詰めるためのルールに変わってしまう瞬間です。

◆ 「壊れる」とは、折れることではなく、感じなくなること

管理しすぎる人は、ある日突然「壊れる」わけではありません。
少しずつ、感覚が鈍くなっていきます。

トレーニング中に体の反応を感じ取れなくなったり、疲れているのに休む判断ができなくなったり。

一見ストイックに見えるその姿は、実は体からの声が届かなくなった状態。
神経学的にも、慢性的な過緊張状態では副交感神経の働きが弱まり、「休息」や「回復」のサインが脳に届きにくくなることが知られています。

感覚を犠牲にした管理は、必ずどこかで歪みを生みます。

◆ 「ゆるみ」が生む正確さ

本当の意味で体を整えている人ほど、「ゆるみ」の大切さを知っています。

記録をつけるのも、休むのも、食べるのも、どれも「動かす」と「止める」のリズムの中にある。

管理とは、制御ではなく観察。
コントロールではなく、チューニング。
数字やルールで体を縛るのではなく、流れを感じ取るために使うものであるはずです。

◆ 管理をやめる勇気が、成長を守る

完璧なルーティンを維持しようとするほど、そのルーティンに支配されていく。

でも、体はもっと賢い。
ほんの少し崩れた日こそ、次の調整のヒントが隠れています。
思いどおりにいかない日は、「壊れる日」ではなく、「回復の入口」。

トレーニングも人生も、管理するより、感じ取るほうが長く続きます。

◆ まとめ

管理は、目的を達成するためのツールであって、
自分を守る檻ではない。

体も心も、少しの誤差と遊びがあるからこそ整います。
「完璧にやらなきゃ」という思考が生まれたときこそ、一度、立ち止まってほしい。

整いすぎたものは、壊れやすい。
でも、揺らぎを許せるものは、長く、強く、生きていける。


どうでしたか?
参考にしてみてくださいね。

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