2025.09.18
皆さん、こんにちは!
今回は、トレーニング内容や負荷の話ではなく、「続けるための土台のつくり方」についてお話しします。
秋も近づいたので、心機一転、運動習慣を身に付けたいですよね!
運動習慣が定着しない理由を、「自分の気合いが足りないから」と思っていませんか?
でも実際のところ、続かないのは「仕組みが設計されていないから」であることがほとんどです。
やる気・モチベーション・根性...
これらは最初の数日には効きますが、時間が経つほど効力は薄れていきます。
だからこそ、運動を続けたいなら「続けやすい形に組み替える」必要があります。
① 習慣のハードルを「最小」まで下げる
例
▼「毎朝ジョギング」ではなく「朝5分だけ靴を履いて外に出る」
▼「週3ジム」ではなく「週1だけ予約を入れておく」
習慣のポイントは、始めるまでのハードルがどれだけ低いか。
運動内容の充実よりも、まずは「取りかかるまでが軽い」ことが重要です。
② 予定ではなく「動線」に組み込む
カレンダーに書く、ToDoリストに入れる――もちろん大切ですが、それ以上に効果的なのは、「生活の流れの中に」運動をはめ込むことです。
例
▼歯磨きの後にストレッチ
▼帰宅後、着替える前に5分スクワット
▼朝のコーヒーができるまでの間に体幹トレーニング
これを「トリガー習慣」と呼びます。
既存の行動に「くっつける」ことで、忘れにくくなり、やる気に左右されにくくなります。
③ 記録ではなく「可視化」する
運動のログをつける人は多いですが、「続いたこと」が見える状態にすると、継続率が跳ね上がります。
例
▼カレンダーに×印をつける
▼スマホのメモ帳で「運動した日」にチェックを入れる
▼家族やSNSで「やったこと」だけを報告(内容は不要)
達成感は、「できた」が目に見えるときに強く感じられるものです。
見返す喜びが、次の行動のスイッチになります。
秋は気温も湿度も安定し、体が動かしやすく、睡眠の質も上がりやすい季節です。
つまり、「動き出す」ことに適した季節なのです。
「今年は結局やれなかった」ではなく、
「この秋から、自然と動ける体と流れをつくる」その第一歩として、
トレーニングの内容よりも、仕組みづくりにフォーカスすることが鍵になります。
運動を習慣にするには、意思ではなく「仕組み」で続けること。
▼始めやすさ
▼日常動作とのつながり
▼見える達成感
この3つが揃うと、気づけば「やらなきゃ」ではなく「やるのが自然」になっていきます。
秋は、動き出しを仕組みに変える最高のタイミング。
やる気がいらない形で、自分のペースをつくっていきましょう。