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【自律神経を整える技術】パフォーマンスとメンタルを自在に操る

2025.05.29

皆さんこんばんは!
一気に気温が上がり、暑い日が続いたと思ったら、涼しくなり、このまま梅雨に入るのでしょうか?
天気がころころ変わりますね💡

今回は「自律神経」について、お話しします。
格闘家にも一般の方にも役立つ内容をお届けします。

よく「自律神経が乱れてるかも」と聞きますが、これは感覚的な話ではありません。
パフォーマンス低下・集中力の乱れ・イライラ・寝つきの悪さ・胃腸の不調など、すべてに関わる「体の司令塔」です。

自律神経とは何か? ざっくり復習

自律神経とは、自分の意志ではコントロールできない「内臓・血流・呼吸・ホルモン」などの働きを調整する神経です。

交感神経(アクセル):緊張・集中・闘争モード

副交感神経(ブレーキ):リラックス・回復・消化モード

これらが交互にスイッチすることで、身体と心のバランスが保たれています。

格闘家にとっては、交感神経優位が「戦う」ために必要。
しかし、回復・吸収・修復の場面では、副交感神経が優位でなければならない。
この“切り替えスイッチ”を自分で持っているかどうかが、コンディションの差になります。

自律神経が乱れているときに起きやすいこと

▼寝ているのに疲れが抜けない
▼練習で力が入りすぎる・抜けない
▼試合やイベント前の極端な不安
▼怪我の回復が遅い
▼お腹が張る、便秘・下痢を繰り返す
▼イライラ・無気力・感情の波が大きい

こういった不調が複数当てはまるなら、「心の問題」ではなく神経のチューニングが必要です。

自律神経を整える3つの実践スキル

①「呼吸の質」を意識する
呼吸は、自律神経を「意識的にコントロールできる唯一の手段」です。

★オススメ:「4秒吸って、6秒吐く」×5分間
→ 副交感神経が優位になり、心拍が整い、集中力も高まる
※練習前のルーティン・寝る前の切り替えに最適

格闘技では、「息を止める」クセがある選手が多くいますが、それが交感神経過多につながってしまいます。
呼吸で“力のON/OFF”を切り替えられる人は、試合でも日常でも強い。

②「耳を温める・マッサージする」
意外と知られていませんが、耳の周辺には副交感神経のスイッチが集まっています。

★ 方法:
・耳全体を手で包み、1〜2分あたためる
・耳の後ろ(乳様突起)を軽く押す
・耳たぶを引っ張るように回す

これは、試合前の過緊張やプレゼン前の不安、仕事での緊張にも効果的。
「自律神経を落ち着ける物理スイッチ」として、ぜひ覚えておいてください。

③「視線」を下げる
人間は、視線が上がると交感神経が優位になり、下げると副交感神経が優位になります。

メンタルが不安定なとき、スマホで目線が上がっている時間が長いと、無意識に交感神経がずっとON。
→ 画面を見る角度を下げる、読書やノートなど“下に向かう視線”を意識すると、リラックス状態へ切り替えやすくなります。

自律神経は、「コントロールできる時代」に入っている

昔は「気合でなんとかする」世界でしたが、今は違います。
神経を整えるのもスキル。
そして、整えるだけで練習の質も、回復スピードも、メンタルの安定も変わります。

「今日の身体が重い」「心が乗らない」
それは、あなたがダメなのではなく、神経のスイッチが切り替わっていないだけかもしれません。

「強さは、心と身体のスイッチを自分で切り替えられること。」

そんな実感を、まずは一つの呼吸から始めてみてください。

どうでしたか?
簡単に日常に取り入れられますよね!

明日からといわずに、今日から、そして「今から」、呼吸を意識してみてくださいね!

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